“色彩”のバランスが心地良い 開放感あふれるLDK
リフォームのポイント
◇淡いピンクがアクセント 色彩計画で自分らしい空間に
新築で購入したマンションを、長い転勤期間中は賃貸にし、９年前に戻ってこられたＹさま。
購入時のままの水回り設備の傷みや、使いにくい間取りが気になり、ずっとリフォームを考えていたそうです。
「壁付けのキッチンだと料理しながら会話もできないし、和室は昼間でも暗かったので、なくしてもいいと考え
ました」（Ｙさま）
ご希望は、オープンなカウンターキッチンのある広いＬＤＫを設けることと、淡いピンクを基調に、優しさを感じ
させる色使いにすること。色調は、奥さまの趣味であるフラダンスのナチュラルなイメージがもとになっています。
プランナーの石川は、和室の一部を取り込んでＬＤＫを広げ、中心にシステムキッチンを据えました。色彩には
黒や薄いグレーを加えて、シャープでいながら優しさを感じさせる空間をつくり上げました。和室の残り部分は
ＬＤＫと一体感を持たせた寝室にしています。また、住まいの各所に配したガラスのモザイクタイルも、柔らかい
空間に彩りを与えています。
「本当にゆったりと感じられる部屋になりました。暮らし心地に大満足です」（Ｙさま）
今では、広いキッチンで夫婦一緒に料理するのも、休日の楽しみに。理想を叶えた喜びに笑顔がこぼれます。
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リビングの床はホワイトオークのフローリング。キッチンの床は、キッチンカウンターと食器棚のピンクが映えるように、黒い大理石柄のフロアタイルを使用。広々としたキッチンカウンターは食事もとれる大きさに。
部屋全体が見渡せるキッチン。コンロの前も壁を設けず、耐熱ガラスを立てた。TV台の上部に設けたアクセントクロスは、ベッドカバーと柄を合わせることでリビングの空間に広がりを持たせている。
和室のスペースを取り込んでリビングはゆったり。壁面と天井のクロスは淡いグレーを採用し、キッチン床の黒と共に空間に落ち着きをもたらす。
キッチントップは、ご夫妻が一目ぼれしたライトピンクのクリスタルカウンター（ＴＯＴＯ）。光を透過し、優美さと耐久性を兼ね備えている。
和室だったスペースは一部をリビングに取り込み、残りのスペースを寝室へと変更。普段は吊り戸を開けて開放的な空間に。リビングにつながる壁面にベッドカバーと同じ柄のアクセントクロスを合わせることで、空間をより広く見せる効果も。
洗面室は洗面台を替え、洗濯機上の収納を造作。洗面台上はミラーをオレンジ×ピンク系のガラスモザイクタイルで囲んだ。
和室の押し入れだったスペースを、玄関クロークにした。スーツケース、傘、自転車などなど大物を収納できる。
玄関の靴箱を造作し、上下の棚の間に作った空間に、洗面室と同じタイルを貼ってアクセントボードに。
寝室奥の飾り棚にも小さなガラスモザイクタイルをあしらった。
間取り Before/After
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Before
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After
お客さまのご要望
1≫ オープンなカウンターキッチンにしたい
2≫ 暗くて使いにくかった和室をなくしたい
3≫ フラダンスをテーマに優しさを感じる色使いを
プランナーからのコメント
1≫ 既存の排水管ルートを考慮して、片側を壁に付けたカウンターキッチンをご提案。前面に壁を設けないことで開放感のあるつくりに。お二人の暮らしの中心になるキッチンです。
2≫ 和室の一部はＬＤＫに取り込み、残した部分は３連の吊り引き戸で仕切れる落ち着きのある寝室にしました。引き戸を開けておけば、リビングも一層広く感じられます。
3≫ お手持ちだった食器棚と、キッチントップの優しいピンクを基本カラーにしました。周囲にはグレーや黒などを配して大人の暮らしに似合う色彩計画をご提案。ガラスモザイクタイルの澄んだ明るい色もアクセントです。
お客さまの感想
「理想のイメージを具体化する提案力に感動」
私たちが話す理想のイメージを丁寧にくみ取り、次々に具体的なアイデアとして示してくれる高い提案力に感動しました。
特に色使いやタイルの使い方など、さすがだと思いました。
リフォームデータ
| 事例No. | 82 | 建物タイプ | マンション |
|---|---|---|---|
| 施主 | Ｙさま | 家族構成 | 2人 |
| リフォーム費 | 748万円(税込) | 施工期間 | 約1.5カ月 |
| 築年 | 1995年築 | 専有面積 | 55.04㎡ |
| リフォーム箇所 |
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