Iさん宅のフルリフォームの流れ
解体からスタート - 天井・壁・設備の撤去 -
工事は天井、壁、床を取り払う作業から始まります。それによって、間取りの変更が自由にできるうえ、配管や配線の取り替えも可能になります。家の内側からリフレッシュできるというわけです。
Q. リフォーム中の住まいはどうされましたか?
A. 私の場合は、最低限必要な衣類だけを残し、残りは60日間の契約でトランクルームへ。思い切って物を処分できたのも、今回のリフォームのお陰です。これがきっかけで、いろいろ整理できました。
解体完了 - スケルトン状態に -
部屋の中の壁・天井・床だけでなく、浴室や洗面室などの壁、設備機器もすべてを取り払い、何もないコンクリートむき出し、つまりほぼスケルトンの状態に。
床下配管工事・木工事・間仕切り壁工事 - 壁や天井の建て込み -
すべて取り払った状態から最初にまず行うのが、床下の給水や給湯管、排水管を新たに配管する床下配管工事。Iさんのお宅では給湯器も新しく交換しました。続いて木工事、リビング・ダイニングの部分の間仕切り壁工事に取り掛かり、システムキッチンの設置場所やクロゼットなどの骨組み造りが進められていきます。
ユニットバスの組み立て - 浴室の床・壁・天井の設置 -
まず浴室の床を設置します。水平になるように調整しながら支持脚を固定し、床の設置が終わると、壁、天井の順番で部材が組まれていきます。
床の下地工事 - 床施工 -
リビング・ダインングでは、床暖房を設置するための床の下地づくり。床下地には、防音性の高いユニットフロアを使用。その上に暖房パネルとフローリングを敷きつめていくことになります。
Q. 工事は、何回見に行きましたか?
A. 通勤の行き帰りに、時々工事の様子を見に立ち寄りました。ベランダの植木の水やりと、郵便物の受け取りのため週1回は戻りました。おかげで職人さんともいろいろ話をするようになり、柵をその場で吊ってもらったりしていました。工事で気になるところは、確認も含めて必ず聞くようにしました。
給排水設備工事・電気配線工事
浴室、洗面所はもちろんのこと、全体の給水管・排水管の工事へ進んでいきます。とくに今回はキッチンの位置が変わるので、スムーズに排水されるように、慎重に配管工事が行われます。また、照明、スイッチ、リモコンなどの設置場所に併せて、電気の配線工事を行います。
床の下地工事 - 床施工 -
天井や壁面の下地工事では、壁や天井にクロス仕上げの下地となる石膏ボードを貼っていきます。次にビスの頭やボードの継ぎ目などを平滑にするパテを埋めをします。下地工事が完了したら内装工事へ進み、床のフローリング施工作業を行います。
Q. 内装材はどうやってセレクトしましたか?
A. 最終案が決定するまで時間のある限り、何度もプランナーと一緒にショールームを見てまわり、そこで床材や壁材などの見本を見せてもらって決めました。私一人では、なかなか決められなかったのですが、プロの視点でアドバイスしてもらえて非常に参考になりました。
システムキッチンの工事 - キッチンまわり完成 -
- レンジフード、スライド式の吊り戸棚などの取り付け作業に入り、一気に「ココがキッチンになる!」という期待感に旨が膨らみます。システムキッチンは、Iさんの身長に合わせて、調理台の高さをやや低めのものにしました。
塗装仕上げ・壁クロス貼り - 工事完了へ -
細部の塗装仕上げが終わると、いよいよ壁や天井のクロス貼り。それが終わってようやく工事が完了です。 この後、照明器具が設置されていきます。趣味のエレクトーンの上にも照明を付けたりと細かいところに配慮しました。
フルリフォーム完成
工事期間60日で、ついにリフォームが完成。
※工事の進め方や施工日数は、マンションの条件や工事内容によって異なります。
間取り Before / After
I さんから今回のリフォームのご感想