整った佇まいの中に介護空間を共存させた大胆リフォーム
リフォームのポイント
【開放感あふれるLDKの窓から隅田川の美しい景色が広がるKさま邸。
お子さまの独立後はおひとりで暮らしていましたが、
この度、近県にお住まいのご両親との同居を視野に介護リフォームを実施されました。】
介助をされる側はもちろん、介助をする側もストレスフリーな住まいに。それが、Kさまの一番の願いでした。その想いを受け、プランナーの石川は、創意工夫ある大胆なリフォームを実施しました。Kさま邸のLDKは
南向きのバルコニーからたっぷりと日差しが降り注ぎ、冬でも暖房がいらないほど。居心地の良いこの空間に、同居予定の
ご両親のベッドも置きたいと考えたKさまですが、リビングとどう区切ったら良いか悩んでいました。そこで石川が解決策
としたのがバーチカルブラインド。開け閉めが自由で壁のような閉塞感がなく、ご両親の就寝時などは瞬時にプライベート
空間をつくってくれます。しかも、見た目が端正で上質なインテリアとしての存在感もあります。
「いかにも介護用の住まいにしたくなかった」とおっしゃるKさまは、美しいバーチカルブラインドでLDKをシーンによって使い分けできるようにした石川のアイディアに大変、満足なさっています。
介護のために水回りも大きく変わりました。まず、浴室をリフォーム前より大きなサイズにし、ご両親の体を横から支えてあげられる広さを確保。浴そう横にベンチがあるタイプにして安全で介助しやすくなりました。洗面室とトイレは向きを変え、移動しやすいよう綿密に調整されています。住まい全体の床材は自立歩行がしやすい滑りにくい素材を使用。壁面の適所にご両親の身長に合わせた低めの位置で手すりを設置しています。
キッチンは壁向きから対面キッチンに。明るくなっただけでなく、料理中もご両親の姿が見えるようになりました。
【 全室をバリアフリー化大型の玄関収納には歩行器などの大物も 】
リフォーム前、トイレや浴室に段差があったKさまのお宅。石川は床を全室15センチ上げ、バリアフリーにしました。また、玄関にシューズインクロークを設け、ご両親の歩行器が置けるように。さらに、シューズインクロークの引違い戸で玄関と廊下を遮断して、北向きの玄関からの寒気をシャットアウトしました。
リビングには、テレビ台も兼ねた収納を壁一面に造作。軽く押すと扉が開く、使い勝手の良い収納です。
「石川さんとイメージを共有しながらリフォームを進めることができました。今回のリフォームで、これから自分が歳を重ねても安心して暮らせるようになりました」と、Kさまもお喜びです。
リフォーム写真ギャラリー
間取り Before/After
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Before
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After
お客さまのご要望
高齢のご両親の介護や、自分の老後も踏まえてリフォームしたい。
また、広いリビングで介護がしやすい間取りに、また、暖かく眠れるように改善したい。
プランナーからのコメント
以前はお部屋が細かく分かれていたお住まいを思い切って大きな一部屋にリフォームしました。家の中の移動がスムーズになっただけでなく、バルコニーからの日差しが家全体に届きます。床や手すりの素材にもこだわったお住まいで、暮らしを満喫していただきたいと思います。
お客さまの感想
石川さんとイメージを共有しながらリフォームを進めることができました。
今回のリフォームでこれから自分が歳を重ねても安心して暮らせるようになりました。
リフォームデータ
事例No. | 89 | 建物タイプ | マンション |
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施主 | Kさま | 家族構成 | 1人 |
リフォーム費 | 1,048万円(税込) | 施工期間 | 約2カ月 |
築年 | 1983年8月 | 専有面積 | 64.8㎡ |
リフォーム箇所 |
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