
整った佇まいの中に介護空間を共存させた大胆リフォーム
- 64.80㎡
- 1R
- 1,048万円
(税込)
- 家族構成:1人
- 施工期間:約2カ月
Kさまは、お⼀⼈でお住まいのお部屋をご両親との同居を⾒据え、介護が必要になった際にも安⼼して過ごせ、デザイン性のある内装や間取りにしたいと希望されていました。そこでお住まい全体の動線や間取りを⼯夫し、介護する側とされる側の両⽅が⼼地よい空間となるようご提案をしました。リビング・ダイニングスペースを開け閉め⾃由なバーチカルブラインドで仕切り、ご両親が⽇中にお休みの際も⾒守ることができ、ゆっくり休めるような空間になるようにしました。⽔回りは介助しやすい動線、広さ、設備へ変更。床材も介護施設などでも採⽤されている滑りにくいものを採⽤、廊下や洗⾯化粧台などに⼿すりも配置し、⾃⽴歩⾏をサポートできるようにしました。
リフォームのポイント

TVボードも兼ねた収納を壁⼀⾯に造作。軽く押すと扉が開く使い勝⼿のよい扉を採⽤しました。

リビング・ダイニングスペースの間仕切りに採⽤したバーチカルブラインドは開閉範囲を調節できるため、壁を設けた場合に⽐べ、閉塞感がなく、目線をやわらげることもできます。就寝時にはプライベート空間を確保できるほか、端正で上質なインテリアとして空間に馴染み、洗練された雰囲気を演出しています。

キッチンはオープンキッチンへ変更し、料理をしながらでもご両親の様⼦を⾒守れるように設計しました。さらに、ダイニングテーブルを設けずに⾷事ができるよう、キッチンカウンターを造作。省スペースながら快適に⾷事を楽しめる⼯夫を施しました。

ユニットバスは以前より広いサイズへ変更し、⼊浴時にご両親の⾝体を横から⽀えられる⼗分なスペースを確保しました。さらに、浴槽横にベンチを設置することでゆったりと座ることもでき、介助もしやすい設計となっています。

洗⾯室には⼿すりを設置し、より安全で使いやすい環境を整えました。さらに、深いボウルタイプの洗⾯化粧台を採⽤することで、洗い物のしやすさにも配慮。限られたスペースを有効活⽤しました。

トイレを広げ、引き⼾を採⽤することにより、⾞いすでの移動がスムーズに⾏えるよう配慮しました。また、⼿すりを3カ所に設置することで、安全性を⾼め、⽴ち座りの負担を軽減。快適で使いやすい空間を実現しました。

廊下は⼿すりを設置し、滑りにくい床材を採⽤することで、安全に歩⾏できる環境を整えました。

⽞関横にシューズインクロークを設置。引き⼾で⽞関と廊下を仕切ることができ、北向きの⽞関からの冷気がリビング・ダイニングへ流れ込むのを防ぎます。
お客さまのご要望
- 両親の介護がしやすい住まいにしたい
- リビング・ダイニングに両親のベッドを置けるようにしたい
- 収納スペースを充実させたい
プランナーからのコメント
以前は細かく仕切られていたお部屋を思い切って⼤きな⼀室へとリフォームしました。これにより、家の中の移動がスムーズになり、バルコニーからの⾃然光が家全体に広がる開放的な空間になりました。さらに、床材や⼿すりの素材にもこだわり、将来、両親の介護が必要になってもご両親が安⼼して過ごせる環境を整えました。開放的で温かみのある住まいとなり、ご家族が快適に暮らせる空間を提供できることを嬉しく思います。
お客さまの声
⽯川さんとイメージを共有しながら、スムーズにリフォームを進めることができました。今回、リフォームをしたことによって、これから年を重ねても安⼼して暮らせる住まいになり、とても満⾜しています。ありがとうございました。
リフォームデータ
家族構成
リフォーム後間取り
専有⾯積
施⼯期間
リフォーム費
築年数(リフォーム当時)
リフォーム箇所
- 内装
- フローリング、クロス、建具
- 水回り
- キッチン、浴室、洗⾯室、トイレ
- 造作家具・収納
- ウォークインクロゼット、シューズインクローク、壁⾯収納、キッチンカウンター、⾷器棚
- その他
- バーチカルブラインド、⼿すり


