事例 File No.85

CaseList

親子の愛情を育み、成長を見守る住まい

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リフォームのポイント

◆“親子の目線が合う”ために子ども部屋の床を一段高く。

光が差し込む明るいキッチンに立つお母さん。その目線の先には、はじけるような笑顔の娘さんがいます。親子のコミュニケーションをとても大切にされているKさまご夫妻の想いに触れ、プランナーの石川は子ども部屋の床の高さを上げて“親子の目線が合う”プランを実現しました。

子ども部屋の床には、中が収納ボックスになった「畳が丘」(パナソニック製)を設置しているため、キッチン(LDK)よりも40cmほど床が高くなっています。キッチンと向かい合うようにバタフライ式の勉強机を設けることで、お子さんは家事をするお母さんと目を合わせながらおしゃべりしたり、勉強を教えてもらったり。触れ合う時間が増えて、お母さんも安心です。

Kさまとのお付き合いは、3年ほど前に行った洗面室のリフオ ームから。今回は「小学生の息子と娘に、そろそろ専用のスペースをつくりたい」とのご要望で、間取りを見直すリフォ ームをご依頼いただきました。ご夫妻の豊かな愛情から生まれた子ども部屋に、お子さんも満足そう。今は2人で共用ですが、数年先には間仕切り収納で2つの個室に分けて使う予定です。


◆リビングにもキッチンにも収納のアイデアがいろいろ。

住まいの中央にあるキッチンは、子ども部屋だけでなくリビングもすべて見渡せるオープンなつくり。視界を遮る吊り戸棚は饂かず、梁の上とカウンタ—下に収納スペースをつくりました。キッチンから段差なく続くリビングは、ご家族みなさんが大好きな畳敷き。クロゼットの引戸に貼ったミラーは部屋を広々見せる効果のほかに、お子さんが習っている柔道の形の練習にも役立っています。
50m2弱とは思えないほど開放感があるKさまのお住まいには、スペースをムダなく快適に使うアイデアがいっぱい。そこには風と光と、ご家族の明るい会話があふれていました。

リフォーム写真ギャラリー

  • ひと続きになったキッチンとリビング。コンロの前はL字の耐熱ガラスパネルで熱を遮り、視界を確保。
  • “親子の目線が合う”ために子ども部屋の床を一段高く
  • 子ども部屋の床を上げることで、キッチンにいるお母さんと勉強するお子さんの目線が合うように。畳の下は収納ボックスになっていて、衣類などをすっきり収納できる。
  • キッチンの向こうは子ども部屋。キッチンの梁の上やカウンター下も収納スペースとして有効に活用。
  • 眠る時にはカウンター部分の折戸を閉めて、プライベートな空間に。
  • クロゼットの引戸に貼ったミラーは部屋を広々見せる効果のほかに、お子さんが習っている柔道の形の練習にも役立っています。
  • クロゼットの引戸に貼ったミラーは部屋を広々見せる効果のほかに、お子さんが習っている柔道の形の練習にも役立っています。

間取り Before/After

  • Before

  • After

お客さまのご要望

小学生の息子と娘に、そろそろ専用のスペースをつくりたい

プランナーからのコメント

ishikawa

石川 プランナー

お子さまのスペースをつくることと、キッチンを使いやすくすることがリフォームの大きなポイントでした。お話をする中で「親子のコミュニケーションを大切にしたい」というご夫婦の強い想いが感じられましたので、その想いに応えるようプランを詰めていきました。
結果として、キッチンを中心に開放的でつながりのある空間ができたと思います。

お客さまの感想

リフォームデータ

事例No. 85 建物タイプ マンション
施主 Kさま 家族構成 4人
リフォーム費 756万円(税込) 施工期間 約1.5カ月
築年 1981年築 専有面積 48.60㎡
リフォーム箇所
  • ■内装フローリング、クロス張り替え
  • ■水回りキッチン、トイレ、洗面室、ユニットバス
  • ■造作家具・収納リビング収納、和室収納、洋室収納、寝室収納、子ども部屋収納、廊下収納、玄関収納、壁面収納、キッチンカウンター収納、畳下収納、カウンターデスク
  • ■その他書庫 畳コーナー