お気に入りのデザインにこだわって
心豊かな暮らしを叶えるリフォーム

もともと洋室（3）だったスペースにキッチンを移動することで、広々としたリビング・ダイニングを実現しました。奥さまが多くの時間を過ごされるダイニングテーブルまわりに、特にゆとりを持たせたいというご要望に応え、家具の配置も考慮しながらプランニングを行いました。個性的なデザインのダイニングテーブルが、空間におしゃれなアクセントを添えています。

ヘリンボーンのフローリングやチェッカーガラスの入ったドアなど、細部にわたって内装をコーディネートし、ご提案しました。リビング・ダイニングのクロスはスモーキーな色合いを選び、グレイッシュなベースカラーに、アクセントとして1面だけブルーグリーンを取り入れました。また、梁には天井を柔らかく照らす照明を設置し、穏やかで心地よい空間を演出しました。

リビングの掃き出し窓を開けると、遠くに海が見えるバルコニーへと続きます。バルコニーの床にタイルを敷き詰めることで、アウトドアリビングとしても活用でき、ご主人さまのお気に入りのくつろぎスペースになりました。

ダイニングの一角に設けた収納は、ブラインドの横ラインと調和するよう、ルーバー付きの扉をオーダーメイドで製作しました。ルーバー仕様により通気性を確保しつつ、掃除道具などを縦置きで収納できるゆとりあるスペースを備えています。

洋室（1）には厚手で柔らかなカーペットを敷き、落ち着いた色合いのインディゴブルーのカーテンを選ぶことで、ほかの部屋とは異なるリラックス感を演出しました。また、カーテンを開けた時に、白色とインディゴブルーを交互に配置することで色のアクセントが生まれ、デザイン性のある空間を演出しました。

衣類はウォークインクロゼットにまとめて収納できるようにしました。また自由度を持たせるために棚と一部のハンガーパイプのみ造り付けとし、お客さまご自身で後から引き出し式の収納ユニットを設置していただけるようにしました。また、ご主人さまが大切にされているギターを収納するためのスペースもしっかりと設けました。

キッチンはオーダーメイドでオリジナルのものを製作しました。2列型のキッチンにすることで、広々とした作業スペースを確保し、ゆとりをもってお料理ができるように工夫しています。コンロ側のワークトップ（天板）の奥行きは、1,050mmと一般的な対面キッチンよりも大きめに設計し、しっかりと存在感のある印象に。ワークトップにはバイブレーション仕上げのステンレスを採用しています。扉の面材には、木目調と無地のホワイトベージュの2色を組み合わせて配置することで視覚的な変化を加えました。

シンクは、食材や食器を洗うだけでなく、食材を切ったり、水切りや盛り付けがしやすくなるように工夫された仕様のものを採用しました。また、炊飯器置き場は使用する時だけ引き出せるスライドタイプにするなど、収納パーツにも細かな配慮をし、使い勝手を考えた設計を取り入れています。

洗面室には、美しい形状のボウルが特徴の洗面化粧台を設置。インテリアの印象に合わせて、奥にブルーのガラスモザイクタイルをあしらいました。

洗面室のリネン庫は、限られた奥行きであるため、タオルを丸めて縦に並べられるようにしています。さらに、扉はフラップ扉とし、洗濯物を畳む台や、入浴時の着替え置き場としても使用できるように工夫しました。

浴室には、保温性が高く、汚れが付きにくいホーロー製の浴槽を採用しました。ガラス質を焼き付けた光沢のある美しい見た目もNさまが気に入られているポイントです。窓には電動式のブラインドを設置。入浴前後の開け閉めが簡単にでき、便利に使える仕様となっています。

トイレには、タンクレストイレと手洗い器を設置しました。奥の壁のブルーグリーンのクロスがさわやかなアクセントになっています。

玄関の床には、ターコイズカラーをベースとした焼きむらが美しいタイルを敷き、印象的な玄関になりました。玄関収納は、外出時に使用する姿見を兼ねて、ミラー張りの扉を製作。空間が広がって見え、視覚的に奥行きを感じさせる効果もあります。照明は足元（玄関収納下）と天井（壁面のブラケット）の間接照明を採用し、柔らかい印象をつくっています。