
提案していきたい
- 経歴
一級建築士事務所を経て、現職。
建築士の父に憧れてこの仕事に。人に優しい住まいを提案していきたい。
私がこの仕事に就いたきっかけには、建築士である父親の影響があります。小さい頃に父が働いていた工事の現場を見学する機会があり、現場監督として職人さんに指示を出す父の姿に憧れると同時に、建物をつくっていく様子が面白いなあと感じて興味を持ちました。父を含めた先人のさまざまな考え方を学びながら、新しいことを取り入れて提案することを目標としているので「温故知新」は、私の好きな言葉です。
現在は当たり前とされている廊下の幅やトイレの広さも、ライフスタイルの変化や高齢化の進行に伴い、将来的には不便に感じられることもあるでしょう。だからこそ、今の快適さだけでなく、将来を見据えた提案をすることが私の目標でもあります。
現況を率直に伝え、確認してアドバイス。やってよかったと思えるリフォームを。

打ち合わせでご自宅を訪問する際には、事前に片付けをあまりなさらずに、普段のままのお部屋でお迎えいただくようお願いしています。キッチンの中や寝室というのは、あまり家族以外の人が入る場所ではないのですが、私たちがそこを拝見することによって、本当に困っていることがとても見えやすくなるのです。洗面室の入り口にタオルを置いてあったり、下駄箱に靴が入りきらなかったりする状況を確認して、私もそのまま正直にご提案を差し上げるようにしています。そのようにお客さまが住生活についてのお悩みをお聞かせいただけるような関係を築いていけたらと感じています。アフターサービスで数年ぶりにご訪問すると、「あのときにやっておいてよかった。今はもうそんな体力がない。この家にずっと住むから」という言葉をよく皆さまからいただきます。リフォームは、片付けや仮住まいでの生活などで、いつも以上に気力や体力を使うものです。お客さまに合った間取り、設備をしっかりご提案していきたいと考えています。