知っておきたいマンションリフォームの『いろは』第2回

マンションリフォームの種類とは?一口にマンションリフォームといっても、希望箇所により、施工方法や工事期間はさまざまです。今回は、リフォームにはどんな種類があるのか、それぞれどんな特徴があるのかをご紹介いたします。ご希望のリフォームがどれにあたるのか、工期の目安や仮住まいが必要かどうかなど、理想の住まいの実現のための予備知識として、ぜひ知っておきたい内容です。

マンションリフォームの5つの種類とその特徴

どんなリフォームができるのか、工事期間はどの程度か、在宅でも工事可能かなど、リフォーム工事を検討する上では大切な要素ですよね。
例えば、リフォームのご注文をいただいてから、実際に着工に至るまでの期間は、その工事内容によっても変わります。マンションリフォームの場合、管理組合への事前申請が必要となるため※1、最短でもご注文から1カ月程度見ておくことが必要です。※2
ここでは主にリフォームの5つの種類についてご紹介いたします。

スケルトンリフォーム

構造躯体を残して室内全てを解体し、間取りや設備など全てを新しくします。費用や期間はかかりますが最も自由度の高いリフォームです。[標準工期:2カ月〜]

間取り変更リフォーム

家族構成や生活スタイルの変化などに合わせて、和室を洋室に変える、リビング・ダイニングと隣室をつなげて広くするといった、間取り変更を行うリフォームです。[標準工期:1カ月〜]

性能向上リフォーム

防音、断熱など居住環境の改善を行い、住まいの性能向上を図るリフォームです。 内窓取り付けのように半日程度で終わるものから外壁の断熱工事のように解体を伴うものまでさまざまです。[標準工期:1日〜]

表装交換リフォーム

建具の交換や壁紙、床の張り替えなどを行うリフォームです。室内の大部分を占める壁面等がきれいになるので、それだけで室内がパッと明るい印象に変わります。[標準工期:1〜5日]

水回り設備の交換リフォーム

キッチン、洗面、ユニットバス、トイレの水回り設備の位置やサイズは変更せずに、新しいものに入れ替えるリフォームです。最新設備にすることで、節水や掃除のしやすさなどの効果も期待できます。[標準工期:1〜3日]

※1 工事内容によって事前申請の有無が異なりますので、管理規約をご確認ください。

※2 お住まいのマンションによって申請・承認にかかる必要日数は異なります。各管理組合・理事会の運営方針に順じての申請が必要となります。

仮住まいが必要となるのは、どんな場合?

リフォームをする際に気になるのがどこまで片付ければいいのか、住んだままリフォームできるのか、その目安をご紹介いたします。

Case ① 住みながらのリフォーム

水回り設備の交換や壁紙の張り替えであれば、住みながらのリフォームが可能です。壁紙の張り替えの場合、家具はよけておく必要があります。よけておくスペースがない場合は、事前に置き場所を打ち合わせしておくことが必要です。

浴室交換の標準工期は3日間。その間は銭湯に行くことになるので、近くの銭湯の場所や営業時間などを事前に調べておくと安心です。

Case ② 仮住まいをしてのリフォーム

スケルトンリフォームはもちろん一部間取り変更を伴うリフォームの場合は、仮住まいをしてのリフォームが必要です。
床の張り替えなど、生活に大きな影響が出るような場合にも仮住まいがおすすめです。

「大京のリフォーム」では引っ越し業者やトランクルーム、仮住まい先のご紹介も行っております。

スムーズなリフォームのために

実際の状況に即して判断・対応

リフォームする際にはプラン作成のほかに現地調査を行いますが、特にフルリフォームの場合や築年数が経過したマンションの場合、解体を行うと、想定していたこととは異なる対応を行う必要性が出てくることもあります。

「目に見えない部分」への備えも重要

リフォームというと住設機器の交換や内装の仕上げなど表面的部分に視点が向きがちですが、目に見えない(隠蔽)部分も大切な要素の一つです。特に人間の血管や内臓に当たる「給排水管」についても更新をするかどうか判断が必要です。例えば、見積もり時に配管更新の費用を見込んでおいて、確認してから現場で一緒に判断する、などの対応も可能です。

リフォームする箇所やお部屋の広さ、どのような手順で進めるのか…、一つとして同じ条件というものはありません。「大京のリフォーム」では、お客さま個別の条件や状況に合せて対応をさせていただきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。