知っておきたいマンションリフォームの『いろは』

「バルコニー」

専用使用権の与えられた「共用部分」です。
つまり、使うのはその住戸の方だけですが、マンション全体の「共用部分」となります。

「コンクリート壁（躯体）」

マンションの構造耐力上必要な部分なので、お部屋に面している部分であっても変更することはできません。

「パイプスペース」

上下階の配管を通しているパイプスペースは、位置の移動などはできません。

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  玄関ドアの内側はリフォームOK！

  玄関ドアは住居の内側か外側かで扱いが変わります。外側は共用部にあたるため触ることはできませんが、内側に好みのシートを貼ることなどは可能です。例えば、木目を活かしたリフォームをするのなら、玄関ドアの内側に木目調のシートを貼って、部屋全体のイメージに合わせる、といったことも可能になります。
  このように、取り替えることができない部分であっても、工夫次第で上手くカバーすることもできるのです。

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  キッチン、洗面、浴室、トイレといった水回り設備の位置変更は、給排水の位置や排水のための勾配が確保できるかが、ポイントになります。
  お風呂に窓が欲しいので移動したい、キッチンを壁付から対面にしたいなどのご希望があっても、どこにでも移動ができるわけではなく、勾配を確保できる位置までとなります。

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  古いマンションでは水回りの段差を解消したいというご要望をいただくことも多くあります。
  技術的には、段差をなくし廊下とフラットにすることは可能です。
  しかし、天井の高さは変わりませんので、天井が近づく分、かえって狭く感じてしまうケースもあります。

室内に２階を作ることはできないと思っておられる方も多いですが、ロフト形状であれば設置が可能です。下は大容量の収納に、上はお子さまの寝るスペースにといった活用もできるようになります。
ご要望に応じて、最適なプランをご提案させていただきます。

●建築上、床面積に含まれないよう天井高1.4m以下にする等の条件が必要です。

間取り変更を伴う水回りのリフォームの場合、例えば

・隣接する和室をなくして、ユニットバスを広くする

・浴室、洗面回りを整理して、洗面空間も広げる

といったご提案も可能です。

一般的には、共用部分のため交換できない窓ガラスやサッシですが、環境配慮の観点から、色等一定の条件を満たせば、交換の許可が得られる管理組合も増えてきています。これにより、断熱・遮音・UV効果の高いサッシに交換することができるようになりました。

屋内に設置されている給湯器を屋外に設置するために、外壁に穴を空ける工事の許可が下りるケースも増えてきました。ただし構造耐力上支障のない部分に限りますので、図面や現地調査での事前確認が不可欠です。

窓のない部屋など、エアコンを付けたいけれど、配管用の穴がないからと設置を諦めていませんか？ エアコンからの排水を室内の排水管に繋ぐことで設置が可能になる場合や、給湯器同様に躯体に穴を空けることが許可される場合もありました。