事例 File No.79

CaseList

構造柱や梁を効果的に活かしたハイセンスな男の城

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リフォームのポイント

◇狭く暗かった3LDKが明るい1LDKに変身

Gさまが長年暮らしてきたマンションは、バルコニーに面してリビングと3つの洋室が
並ぶ造り。南向きなのにいくつもの間仕切り壁やドアにさえぎられて暗く、どの部屋も
狭くて使い勝手が悪いことがお悩みだったといいます。

絵画収集やオーディオ、サイクリング、ワインなど趣味を多くお持ちのGさま。
その豊かな日々を送るにふさわしい、明るく開放感のある部屋にするのがご希望でした。

中心にある大きな梁と構造柱を空間全体のアクセントへ転用して、3室を一体にした広
いLDKをご提案。以前、壁付けだったキッチンは、柱を境にした落ち着きのあるオー
プンカウンターにしました。壁面にはオーディオコーナーや書斎、絵画を飾るためのス
ペースもあります。

「空気感までガラッと変わりました。今ではソファで音楽を聴いてくつろぎながら、
ゆっくりワインを傾けるのが楽しみなんです」
そんな充実のひとときが、なにより嬉しいとおっしゃいます。

リフォーム写真ギャラリー

  • 2倍以上に広くなった玄関土間には、自転車のスタンドを設置。上の吊り戸棚には自転車用品や登山用具を収納している。
  • 以前は梁の下に間仕切り壁があって狭かったリビングも、ゆったりとした広さに。構造柱は重厚感のあるタイル貼りにして空間を引き締めた。壁面にはオーディオコーナーを造作。
  • 以前は長い廊下だったスペースをダイニングに取り込み、日差しが届く快適なLDKに。重厚なタイル貼りの柱が、リビング空間とのゆるやかな仕切りとして機能している。
  • 対面カウンター付のオープンキッチン。奥の洗面室からも玄関ホールへ行き来が可能で、便利な回遊動線にしている。
  • 狭くて暗かった廊下は長さを半分にし、ゆとりのある広さに。トイレ内にあった配管スペースを廊下側に出し、コーナーのディスプレイ棚へと転用。
  • 東側壁面には棚とデスクを造作して書斎スペースを設けた。昼間は窓からの光でとても明るい。夜は間接照明で落ち着きのあるコーナーに。
  • 広くなったスペースに、収納量もたっぷりの洗面台を設置。玄関からここを経由してキッチンにもつながる。
  • バスタブの向きを変えてサイズアップし、広い浴室に。掃除もしやすいTOTOのユニットバスを採用。
  • リビング横の洋室を寝室に変更。壁は淡いグレー。壁面のブラケット照明は角度を変えて読書灯にも使用。ヘッドボードの奥には時計や小物用の小さな棚も設置。

間取り Before/After

  • Before

  • After

お客さまのご要望

・間仕切り壁のない明るいLDKにしたい

・簡単な食事もできるカウンターキッチンに

・さまざまな趣味を楽しめる住まいにしたい

プランナーからのコメント

ishikawa

石川 プランナー

≫ 課題となったのは、空間の中心にある構造柱と大きな梁。梁は間接照明の場として活かし、
  柱はタイル貼りにして強調することで、個性的なLDKをご提案。また、床や壁には明るい
  色を使用して、広さと心地よさを演出しました。

≫ キッチンの向きを変え、LDKの中で構造柱が空間の仕切りとなるようなオープンカウンター
  にしました。カウンター以外に、ダイニングテーブルを置けるスペースも確保。洗面室や玄関
  との回遊動線もできました。

≫ 壁を取り払い、収納をウォークインクロゼットにまとめたりして空間に余裕をもたせ、オー
  ディオコーナーや書斎スペース、自転車置き場などを創出。廊下からダイニングへ続く壁面
  はギャラリーに見立てて、絵画を飾るコーナーにしました。

お客さまの感想

たまたま書店で見たリフォーム雑誌に大京のリフォームの事例が載っていたのですが、
我々の世代の趣味や遊び心、暮らしやすさをくみ取った事例が多く、ここならと思いました。
柱などの制約の多い空間を上手にデザインしてくれたプランにも満足でした。

リフォームデータ

事例No. 79 建物タイプ マンション
施主 Gさま 家族構成 1人
リフォーム費 1,414万円(税込) 施工期間 約2カ月
築年 1992年築 専有面積 84.48㎡
リフォーム箇所
  • ■内装フローリング、クロス張り替え、タイル
  • ■水回りキッチン、洗面室、ユニットバス
  • ■造作家具・収納廊下収納、玄関収納、カウンターデスク
  • ■その他--