広々としたリビング・ダイニングに
ペットも遊べる立体的な収納を設置

和室をなくして広げたリビング・ダイニングは、天井から壁、フローリングに至るまで、白を基調としています。梁の存在を生かしながら、ダウンライトや間接照明を配置することで陰影を生み出し、すっきりとした中にも立体的で奥行きのあるモダンな空間を演出しました。

リビング・ダイニングの壁面に、奥行きを変えた収納ボックスをランダムに設置することで、立体感のあるスタイリッシュな空間を演出。黒い天板は、小物を飾れば「見せる収納」になります。また、愛猫が遊ぶためのステップにもなり、豊富な収納スペースとキャットステップのような空間を両立させたプランナーのオリジナルデザインが完成しました。

リビング・ダイニングのTVコーナーは、大型テレビを壁掛け式に設置し、TVボードはフロート型を採用。さらに間接照明とグレーのアクセントクロスにより、圧迫感を軽減しつつ奥行きの感じられる空間を演出しました。

独立型だったキッチンは、リビング・ダイニング側の壁や吊戸棚を撤去してオープンキッチンへと変更。キッチン家電を置ける食器棚や可動棚を新設し、収納力を高めました。キッチン正面の壁には、5カ所のニッチ（飾り棚）を造作し、キッチン作業をしながら、お気に入りの小物などを眺めることができるようにしました。

「落ち着いた部屋にしたい」というご要望に合わせ、照明の数を最小限に抑え、アクセントクロスにはダークグレーを採用することで、くつろぎの空間を演出しました。リビング・ダイニングと洋室をつなぐウォークスルークロゼットは、浴室の位置を変更することで設置可能に。お手持ちの衣類をたっぷり収納できるスペースが生まれました。引き戸を開けておくことで、愛猫も楽しめる回遊性や風通しを確保することができます。

玄関のたたきを広げて、玄関収納を新設。壁2面に可動棚を設け、ショーウインドーのようにきれいに靴を並べておける空間としました。

浴室は一回り大きな浴室にすることで、脚を伸ばしてゆっくりとお湯に浸かれるようにしました。黒いエプロンとカウンター、さらにダークブラウンのアクセントパネルを採用することで、ハイコントラストでスタイリッシュな空間を演出しました。

洗面室は大理石のフロアタイルに変更。新しくした洗面化粧台は、奥に入れたアイテムも取り出しやすい引き出しを備えています。さらに、トール型収納の設置により収納力を向上させました。

トイレの床にも大理石を採用。天然素材ならではの質感とともにお掃除のしやすさというメリットがあります。

玄関、廊下の床は、洗面室やトイレと同じ大理石のタイルとして、ホテルライクな空間を演出。帰宅すると出迎えてくれる愛猫のノーブルな雰囲気によく似合っていると気に入っていただけました。新設した大きな姿見は、全身を映してコーディネートできると、奥さまに好評です。