
〝凹 Square Design 凸〟
- 58.92㎡
- 1LDK
+S(納戸) - 1,462万円(税込)
- 家族構成:2人
- 施工期間:約3カ月
お子さま2人の独立を機に、築27年のマンションのリフォームをすることを決められたYさまご夫妻。古くなった内装を一新するのと同時に、これからの生活を見据えて間取りを見直し、ご夫婦で快適に暮らせる住まいにしたいというご希望がありました。リビング・ダイニングを広げてオープンキッチンを設置し、子ども部屋として利用していた洋室(2)にウォークスルークロゼットやワークスペースを新設するなど、収納も充実させることで、すっきりと美しく暮らせる住まいを実現できました。
リフォームのポイント

既存の和室をリビング・ダイニングにつなげ、明るく開放的な空間に。窓にはインナーサッシを設置したことで、断熱性と遮熱性が向上し、快適な環境が保たれるようにしました。


天井の照明をすべてダウンライトにして圧迫感をなくしたいというご要望がありましたが、配線や器具を設置するために天井の高さを少し下げる必要がありました。そこで、天井に高低差のある折り上げ天井を採用し、天井が高くなっている部分にアクセントクロスを張って視覚的にも奥行きが感じられるように工夫しました。また、折り上げ天井のそれぞれで照明が点灯するようになっているため、お部屋の明るさや気分に合わせて光の演出を楽しめます。

和室をなくした代わりに、リビング・ダイニングの一角に、ご主人さまの趣味である茶道のための畳コーナーを設けました。使用しない時には収納のできる置き畳を取り入れています。壁にはピクチャーレールを取り付け、壁に穴を開けずに額などを掛けられるようにしました。

L字型の壁付けキッチンをオープンキッチンに変更。システムキッチンは、有機ガラス系の素材のカウンターやレザー調の面材を用いた扉などの掃除のしやすさに加え、快適性、デザイン性を兼ね備えたものを採用しました。また、キッチンの背面に調理家電や普段使いの食器を収納できる食器棚を設置することで、調理の作業効率が向上しました。

リビング・ダイニングの扉と視線がつながる食器棚上部の扉には、Yさまのお好みのネイビーブルーを採用。リビング側のキッチンカウンターの下部には、小物や書類の収納スペースを設けました。また、リビングの収納は、食材のストックや生活用品、お掃除用具などを収納できるよう、収納するものに合わせて内部のレイアウトが変更できる可動棚としました。

洋室は寝室として利用されています。ネイビーブルーのアクセントクロスを張り、落ち着ける空間を演出しました。2台のベッドを置いても扉がぶつからないように、出入り口を引き戸に変更し、クロゼットの扉は取り外してロールスクリーンを採用しました。

既存の洋室(2)の一部のスペースをワークスペースとして活用。クロゼットだった部分に書類を収納できる棚と折り畳み式のデスクを造作し、限られたスペースを効率的に活用しました。窓からの採光が少ないため、ビタミンカラーであるオレンジ色のクロスを張り、鮮やかで明るい空間を演出。お手持ちの白い絵が引き立つように工夫しました。

既存の洋室(2)の一部のスペースにウォークスルークロゼットを新設しました。帰宅時は玄関から直接入ることができ、外出時もスムーズに身支度を整えて玄関へ移動可能です。さらに、玄関のかまちを斜めにすることで、より快適な動線としました。

洗面化粧台や浴室などの水回り設備は、数年前にリフォーム済みだったため、洗面室のクロスと床を張り替えて一新しました。洗面化粧台は既存のものを生かしながら、他の部屋でアクセントカラーとして使われているネイビーブルーの扉材をオーダーメイドで制作しました。また、洗濯機置き場の上部には、洗剤などの洗濯用品を収納できるように棚を設置しました。

玄関は、これまでの思い出を1つだけ残したいというご要望に応え、既存のタイルを再利用しました。中央部分だけ色が異なるデザインが、廊下への動線に自然につながるアクセントになっています。隣接するウォークスルークロゼットの窓からの光が届き、明るく開放感のある空間になりました。
お客さまのご要望
- 和室をなくし、リビング・ダイニングを広くしたい
- 壁付けのキッチンをオープンキッチンに変更したい
- 天井の低さによる圧迫感を解消したい
- 収納を充実させ、すっきりと生活をしたい
- 玄関を明るくしたい
プランナーからのコメント
意匠的な工夫によってリビングの天井の圧迫感を解消することで、ご夫婦のこだわりのデザインができました。暮らしをより楽しめる空間に生まれ変わり、大変嬉しく思います。
お客さまの声
子どもの独立後を見据え、実施の1年ほど前に「大京のリフォーム」のリフォーム相談会に参加しました。「我が家の広さでは、間取りの変更が難しいのではないか」と不安がありましたが、収納や生活動線を考えたさまざまなアドバイスをその場でいただき、イメージを固めることができたので、リフォームをお任せすることを決めました。リフォーム後は片付けやすさが向上し、快適に過ごせるようになりました。
リフォームデータ
家族構成
リフォーム後間取り
専有面積
施工期間
リフォーム費
築年数(リフォーム当時)
リフォーム箇所
- 内装
- フローリング、クロス、建具、CFシート
- 水回り
- キッチン
- 造作家具・収納
- リビング収納、洋室収納、キッチンカウンター収納、食器棚、ワークスペース、ウォークスルークロゼット
- その他
- インナーサッシ、ピクチャーレール