特集 vol.10『床から考える心地よい住まい』
収納や照明を工夫してリビングをもっとすっきり
素足で歩く、座る、寝転ぶ。住まいの中でいちばん身体に触れている「床」は、空間を支えると同時に、暮らしの心地よさを支えています。感触、機能、色やデザイン…我が家の理想の床ってなんだろう。床のリフォームから、心地よい住まいを考えてみませんか?
【Case.1】北欧をイメージしたリビングは、無垢材の床に。
天然木の不規則なカーブが心地よいゆらぎを生み、ぬくもりと風格あふれる住まいが実現しました。
玄関から廊下まで大粒のタイルを敷き詰め、洗練された遊び心のある住まいに仕上げた。
【Case.2】日本家屋の佇まいを求めて、畳を活かした住まいに。
国産高級木材「栃」を使ったフローリングを組み合わせ、素足でくつろげる和モダンな住まいが完成しました。
こだわりの和室は、上質な畳と格子戸、襖の調和が美しい。フローリングは磨くほど風合いが増す。
空間の印象は”床”でこんなに変わります。
■ Wood×Tile
床材を切り替えることで、変化のあるおしゃれな空間に。
レトロ感のあるブルックリン風の住まいは、床材にもさまざまな素材をミックス。リビングは無垢材の床、窓際はタイルの床に張り替えることでインナーテラスが生まれ、変化とゆとりを感じるLDKが完成しました。
■ Dark Brown
ダークブラウンの床で、ホテルライクな落ち着きを。
スタイリッシュさと癒しを兼ね備えたホテルのような住まいにするため、ダークブラウンの木目のフローリングをセレクト。建具や家具も色調を合わせ、広がりのあるくつろぎ空間に生まれ変わりました。
■ White
床と壁面収納を白で統一し、すっきりとした印象に。
空間全体をすっきりと洗練されたイメージにするため、白いフローリングを採用。白で統一した壁面収納は造作で、猫が上り下りするキャットウォークも兼ねています。
■ Floor Tile
フロアタイルが叶える、愛犬にも人にも快適な住まい。
LDKの床は、愛犬の足腰に負担が少なく、掃除もしやすいフロアタイルに。タイルの継ぎ目にも汚れが染み込みにくい加工を施しました。石目調のタイルは、玄関ホールなどの大理石とも美しく調和しています。