特集 vol.19『片付け上手になる“ながら収納”のススメ』

“ながら収納”とは「部屋を歩きながら」「洗濯をしながら」……
と、日常の動作と同時にモノを収納すること。 忙しくて片付けの時間が取れない方にこそおすすめです。 リフォームで実現できるこんなアイデア、いかがですか?
【Point.1】家に入りながらコートを脱いでクロゼットへ
玄関に大型収納があると、靴やコートはもちろん、宅配便や旅行帰りのスーツケースも収納できるので、便利です。
そこで、ウォークインのシュークロゼット。家に着いたらコートを脱いで、リビングへ。衣類に付いたホコリを室内に持ち込まないので、花粉症対策にもなります。ゴルフやテニスなどのスポーツ用具など、大型の物も収納できます。
【Point.2】廊下に本棚をつくり付け、移動しながら本の出し入れを
廊下の壁面を本棚にするアイデアです。
玄関、リビングから、移動しながら本の出し入れができるので動線が効率的。
「見せる収納」で、写真集や絵本の表紙を見せるスペースをつくるのもステキです。地震対策には耐震ラッチ付扉を。直射日光が当たらないので、本も傷みにくくなります。
【Point.3】ストック品がすっきり片付く!通路型のパントリー
玄関からキッチンの動線上にパントリーを設けるととても便利。
冷蔵庫に入れない缶詰やティッシュペーパーなどは、そのまま玄関から続くパントリーへ収納。最後に手元に残るものは生鮮食品だけ。歩きながら整理ができます。
【Point.4】肌着やパジャマの収納・着替えを洗濯機回りですべて完結!
洗濯乾燥機を置いた脱衣室に、家族ごとの収納棚を設けます。
乾燥機にかけた肌着やパジャマは、生乾きなら上部の仮干しパイプへ。乾いたら下部のそれぞれの引き出しへ。パジャマも置いておけば、入浴後、すぐに着られます。
収納は子どもの背の高さに合わせ、ラベル表示しておけば自然と自分で着替えができるようになります。
【Point.5】料理や洗い物をしながら器の出し入れは家族におまかせ!
キッチンカウンターを両面収納型にして、LD側に普段使い用の食器や箸、卓上調味料、さらに炊飯器やオーブントースターなど、日々の食事に使う品々を収納します。
両側から使えるので、例えば、炊飯器はキッチン側でお米をといで、スイッチオン。ダイニング側からよそうので、おかわりもカンタン。お箸などもキッチンで洗ったらここへ収納。使うときはダイニング側から。
対面キッチンを何度も回りこむ手間も省け、子どもたちやパパもお手伝い上手に! 食後は食器洗いと片付けを親子で同時進行。子どものお手伝い意欲も存分に発揮できます。