特集 vol.18『動線を変えると暮らしが変わる』

暮らしやすい間取りと動線をつくる
家族のライフスタイルや成長に合わせ、暮らしやすく間取り変更を 行ったお宅の実例を、部位別に紹介します。 ライフスタイルに沿った快適な間取りと、動線の良さが暮らしやすい住居をつくります。 間取りを考える際に重要なのが、効率の良い動線づくりです。通常のマンションの間取りなら、中央に配された廊下から各部屋に入るという動線ですが、キッチン&リビングを全体の中心に考え、そこから洗面室、個室へ入っていく動線もあり、このようなリフォームも実際増えています。廊下の面積が少なくなり、効率的にスペースを使うことができます。その他、キッチンから洗面室までの移動距離を短くして、効率化を図ることも可能。 すっきりと暮らしやすくなることで、日々の生活も大きく変わり始めます。〈リビングとキッチン〉家族のコミュニケーションが増えるオープンスタイルのLDK


〈水回り〉キッチンから洗面室につながるスムーズ動線で、便利さが向上


〈子ども部屋〉親子双方の気配が感じられる 安心の空間づくり


家事がラクになる回遊動線の間取りプラン
家の中全体に回遊動線をつくることで、マンションの限られた空間も グンと動きやすく快適に変わります。
1.移動を少なくすれば炊事もスムーズに

2.リビングはキッチンと一体感を持たせて

3.リビングとつながるウォークスルークロゼット

4.窓辺に主婦のためのデスクコーナー
キッチンの近くにデスクがあると便利。ちょっとした書き物や、パソコンやミシンなどを置いて、料理の合間に趣味を楽しむこともできます。ランドリー部分も置き家具で構成しているので、将来はこの一帯をダイニングに模様替えするのも簡単。5.洗濯物を干して片づけるのも1室で

6.家族皆が使うものは 廊下の壁面に収納
玄関から廊下を通るルートには壁面収納を付けました。ここには電球や電池、文房具の予備、工具、梱包用品など家族皆が使うものを。通り道なら誰でも取り出しやすいはずです。7.玄関からのルート上に 収納スペースを置く

各家事スペースへと 自然に行き来できる回遊動線
日々の家事の中でも一番のメインはキッチン仕事です。買ってきた食材を片づけ、料理をし、食器や鍋を洗うという作業は生活の基本。そこに加えて洗濯や掃除を同時進行するという方は多いことと思われます。そこでこのプランではキッチンを室内の中心に置き、その他の家事スペースに自然に行き来できる動線をつくりました。 玄関からキッチンへはパントリーを通ってスムーズに移動でき、ランドリーやクロゼットへも数歩の距離です。それぞれの収納部もひと目で把握できるので、家族にお手伝いしてもらうのも簡単。ムダのない回遊動線で、家事の負担はグンと楽になります。関連するオススメの記事